町議会って何をするところ?

更新日:2023年5月24日

私たちの小国町を、快適で住み良いまちにするには、どうすればいいでしょうか。

それを決めるには、町民の話し合いで進めていくのが理想です。でも、町民みんなで集まって話し合うのは大変です。

そこで、18歳以上の小国町民が選挙をして、私たちの代表を選んで、話し合うことにしているのです。その代表者を「町議会議員」、その町議会議員の集まりを「町議会」といいます。

 

町議会の仕事

町議会の一般的な仕事は、町民の意思を反映させながら、町民の生活のいろいろな問題について話し合い、どう町政(町の仕事)を進めていくかを決めることです。

町議会の決めた町政の進め方を守って実際に仕事をするのが「執行機関」で、町長をはじめ、教育委員会、選挙管理委員会、監査委員会などがあります。

「町議会」と町長などの「執行機関」は、独立した対等の立場で、お互いに尊重し協力しながら、町民の生活向上のために活動しています。

町議会議員

町議会議員になれる人は、25歳以上の町民です。町議会議員を選挙することができる人は、18歳以上の町民です。

町議会議員の選挙は、通常4年ごとに行われ、小国町では10名の議員が選ばれます。

 

町民・町議会・町長の関係

町民
  • 町議会に対して…選挙で議員を選ぶ
  • 町議会に対して…意見や要望を伝える
  • 町長に対して…選挙で町長を選ぶ
町議会
  • 町民に対して…町民の声を聞く
  • 町長に対して…町の仕事や予算、きまりなどを決める
  • 町長に対して…町の仕事に町民の意見を反映させる
町長
  • 町民に対して…町民のために仕事をする
  • 町議会に対して…町の仕事や予算、きまりなどを提案する

町民・町議会・町長の関係のイメージ画像です


町議会は、町民の代表として十分な活動ができるよう多くの権限をもっています。その権限に基づいて、次のような仕事をして、町政(町の仕事)が正しく行われているかどうかのチェックをしています。

議決(ぎけつ)

町議会のもっとも基本的な仕事です。町政(町の仕事)にかかわる次のような重要な問題を町長が提案することに基づいて、決めることをいいます。

  1. 条例(町のきまり)の制定(定めること)・改廃(改めることややめること)など
  2. 予算(町が仕事をするためのお金の使い方)の決定
  3. 決算(予算が正しく使われたかどうか)の認定
  4. 大きな契約の締結(契約を結ぶこと)など

選挙(せんきょ)

議長、副議長や選挙管理委員などを選挙します。

同意(どうい)

教育委員、監査委員などを町長が選任する場合には、議会の同意が必要です。

検査、監査の請求(けんさ・かんさのせいきゅう)

町の書類や計算書などを検査したり、監査委員に監査をするよう求めることができます。

調査(ちょうさ)

町の事務について調査することができます。必要な場合は、関係者の出席を求めたり、記録の提出を求めます。

意見書の提出(いけんしょのていしゅつ)

町民生活に重要なことでも、国や県などの仕事である場合には、町の力で実現や解決ができないことがあります。このようなときには、国会や国、県などの関係する行政機関に対する要望を意見書として提出します。

請願・陳情の受理(せいがん・ちんじょうのじゅり)

町民はだれでも、町が行っている仕事について、こうしてほしいと思ってる希望や意見を文書にして、議員を通して町議会に提出することができます。これを「請願(せいがん)」といい、議員を通さずに出す文書を「陳情(ちんじょう)」と言います。町議会は、町民から提出された請願や陳情を受理(書類を受けつけること)します。受理した文書は、審査(くわしく調べて、賛成かどうかを決めること)し、内容が認められたものは、町の仕事の中で進めるように執行機関へ伝えます。また、請願や陳情の内容が国や県などで行われるものは、意見書として提出します。(※参考:意見書の提出)

 

このように、町議会は町民を代表して町政(町の仕事)の方針を決定したり、町政が正しく行われているかどうかをチェックする役割を果たしています。

このことは、税金の視点で考えてみると、税金を納める人たち(納税者)の代表として、納められた税金が正しく、効率的に使われているかどうかを監視していると言えます。

議会は、通常1年に4回開かれます。これを定例会といい、3月、6月、9月、12月に開かれます。このほか、臨時会(りんじかい)・委員会(いいんかい)・全員協議会(ぜんいんきょうぎかい)が必要に応じて開かれます。

議会の流れ


                                                                                                            表:議会の流れ
項目内容
1.本会議
  1. 開会
  2. 議案(会議にかける案件)の内容について、提出者から説明があります。
  3. 一般質問(町の仕事について議員が質問)があり、町長などが答えます。
  4. 質疑(議員が提出された案件について質問)があり、課長などが答えます。
  5. 議案をさらに詳しく、専門的に話し合うため、関係のある委員会に送ります。
2.委員会
  1. 議案について課長などからくわしい説明を聞き、質問を理解します。
  2. 議案について、話し合います。
  3. 委員会で議案に賛成するかどうか決めます。
3.本会議
  1. 委員会の委員長が、委員会での話し合いの結果を報告します。
  2. 委員長の報告をもとに、議案について話し合います。
  3. 議員に賛成か反対かを、多数決で決めます。
  4. 閉会

本会議(ほんかいぎ)

町議会議員が議場に全員集まって、町政(町の仕事)について議題を話し合うことを「本会議」といいます。

委員会(いいんかい)

町議会で取り扱うことがらは、数も非常に多く内容もいろいろな分野にわたっているので、これらのことがらをいくつかの部門に分けて、専門的に、また能率的に調査したり、話し合いをしたりするために設けられているグループを「委員会」といいます。

 

小国町議会には、次のようなものがあります。

常任委員会(じょうにんいいんかい)

総務常任委員会

町全体の仕事の進め方や、税金の使いみちなどについて

文教厚生常任委員会

町民の暮らしや健康、また子どもを育てる環境について/学校教育に関することについて

産業常任委員会

農林業・商工観光業などの産業経済に関することについて/道路・住宅・水道などに関することについて

特別委員会(とくべついいんかい)

常任委員会とは異なり、特定のことについて、そのつど設置して話し合います。

議会運営委員会(ぎかいうんえいいいんかい)

議会の進め方やルールを決めます。

 

町議会について知っていただくために

傍聴(ぼうちょう)

本会議を議場で聞くことができます。傍聴人受付票に記入すれば傍聴席へ入ることができます。また、委員会も傍聴席で聞くことができます。

議会放映

本会議で、議員の一般質問の様子を、テレビで放映しています。「おぐにチャンネル(10チャンネル)」で録画放送を見ることができます。ただし、定例会開催月の翌月のみ。

議会だより

年に4回行われる定例会ごとに「おぐに議会だより」を発行して、町内の各家庭に配布しています。町議会で、議員がどのような質問をしたのか、どのようなことが決まったのかなどを中心にお知らせしています。 

ホームページ

インターネットで、町のホームページから、町議会のサイトにアクセスできます。

下記リンクをクリックすると町議会のカテゴリを確認できます。


お問い合わせ

小国町役場 議会事務局 議会係
電話番号:0967-46-2119





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