新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症の特徴について
- 感染経路の中心は飛沫感染及び接触感染であるが、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等の症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。また、発症前2日の者や無症候の者からの感染の可能性も指摘されています。一方、人と人との距離を確保することにより、大幅に感染リスクが下がるとされています。
- 特に「密閉空間」、「密集場所」、「密接場面」という3つの条件(「三つの密」)のある場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられます。また、これ以外の場であっても、人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うことにはリスクが存在すると考えられています。激しい呼気や大きな声を伴う運動についても感染リスクがある可能性が指摘されています。
- 潜伏期間は1〜14日(一般的には5〜6日)とされており、厚生労働省では、濃厚接触者については14日間にわたり健康状態を観察することとしています。
- 新型コロナウイルスに感染すると、発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)や強い味覚・嗅覚障害を訴える人が多いことが報告されています。
- 罹患しても約8割は軽症で経過し、また、感染者の8割は人への感染はないと報告されています。さらに入院例も含めて治癒する例も多いことが報告されています。
- 重症度としては、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されています。特に高齢者・基礎疾患を有する者では重症化するリスクが高いことも報告されています。
感染経路
飛沫感染と接触感染によりうつるといわれています。
- 飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ・咳・つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
- 接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触れるとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触れると粘膜から感染します。
クラスター(患者集団)発生リスク
- 密閉空間:換気が悪い
- 密集場所:手の届く距離に多くの人がいる
- 密接場面:近距離での会話や発生がある
上の3つの条件が重なる場を回避する対策・行動が必要です。
日常生活での予防のポイント
風邪や季節性インフルエンザと同様に免疫力を高める、手洗い・咳エチケットなどの感染症予防対策が重要です。
- 十分な栄養と栄養と睡眠をとり、抵抗力を高める
- 人混みへの不要な外出を避ける
- 持病がある方は、持病の管理をする
- 手洗い:流水と石けんによる手洗い、アルコール消毒液による手指消毒をこまめにしましょう。特に外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前、目・鼻・口などに触る前には手洗いをしましょう。
正しい手の洗い方(PDF 約666KB) アルコール手指消毒の手順(PDF 約575KB)
- 咳エチケット:咳やくしゃみをするときは、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖口などで口と鼻を覆う「咳エチケット」を徹底しましょう。
持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。
妊婦の皆様へ
感染しても妊娠経過や胎児への影響は報告されていませんので、過度な心配はいりません。しかし、一般的に妊娠の方が肺炎にかかった場合には、重症化する可能性があります。日常生活での予防のポイントを徹底してください。また発熱などがある場合は、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに熊本県新型コロナウイルス感染症専用相談窓口にご相談ください。新型コロナウイルス感染の疑いのある方が身近にいる場合や、感染している可能性がある場合には、妊婦健診の受診や分娩の前にかかりつけ産科医療機関や熊本県新型コロナウイルス感染症専用相談窓口へご相談ください。
妊婦の方々へ 新型コロナウイルス感染症対策(PDF 約859KB)
心がけていただきたいこと
- 発熱等の風邪の症状がみられるときは、学校や会社を休み、外出を控えてください。
- 発熱などの風邪症状がみられたら、毎日、体温を測定して記録してください。
基礎疾患(持病)をお持ちの方で症状に変化がある方、新型コロナウイルス感染症以外の病気が心配な方は、まず、かかりつけ医等に電話でご相談ください。
医療機関にかかるときのお願い
- 複数の医療機関を受診することにより感染を拡大した例がありますので、複数の医療機関を受診することはお控えください。
- 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
相談・受診の目安
少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに熊本県新型コロナウイルス感染症専用相談窓口にご相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある(※高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方)
- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
お子様をお持ちの方へ
小児については、小児科医による診察が望ましく、熊本県新型コロナウイルス感染症専用相談窓口やかかりつけ小児医療機関に電話などでご相談ください。
ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合、家庭内でご注意いただきたい8つのポイント
新型コロナウイルス感染が疑われる場合、家庭内で注意すべき8つのポイント(PDF 約2MB)
事業所の皆様へ 新型コロナウイルス感染防止対策の4つのポイント
事業所の皆様へ 新型コロナウイルス感染症防止対策の4つのポイント(PDF 約972KB)
会食事の感染リスクを下げる4つのステップ
大人数での飲食、長時間に及ぶ飲食等は新型コロナウイルス感染症の感染の感染リスクが高まる場面に該当しますが、様々な工夫と一人一人の心がけで感染リスクを下げることは可能です。感染リスクを下げる4つのステップをみんなで実践しましょう。
会食時の感染リスクを下げる4つのポイント(PDF 約801KB)
熊本県新型コロナウイルス感染症専用相談窓口(コールセンター)
電話番号 : 096-300-5909 (24時間対応)
追加情報
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お問い合わせ
小国町役場 福祉課 健康支援係
電話番号:0967-46-2116
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