平成30年度 アーティスト・イン阿蘇について
アーティスト・イン阿蘇について
アーティスト・イン阿蘇とは、阿蘇地域に50日程度海外アーティストに滞在していただき「阿蘇」をテーマとした作品を制作、表現していただくことによって、その作品を通じて阿蘇の魅力を世界へ広くPRすることを目的としています。
今年度小国町には、Florent・Poussineau(フロラン・プシノー)さんに9月21日から11月9日までの50日間滞在していただき、料理芸術という分野での創作活動を行っていただきました。
料理芸術というのは実際の食材を用いて作品を創作する分野で、今回の招へい期間では中学校でのワークショップ、杖立のアトリエでの疑似レストラン(パフォーマンス)を行っていただきました。
小国中学校ワークショップ
10月23日に小国中学校美術部の皆さんにワークショップを行っていただきました。内容はパスタとマシュマロを使った橋づくりです。どうやったらうまくいくのか試行錯誤しながら、また、フロランさんにアドバイスをもらいながら短い時間ではありましたが部員全員で作品の制作を行っていました。
疑似レストラン【ピスタチオ・レストラン】
10月30日、杖立のフロランさんが滞在しているアトリエで疑似レストラン【ピスタチオ・レストラン】が開かれました。これは料理芸術家であるフロランさんが16名限定で招待をし、料理をふるまうパフォーマンスを行うものでした。アトリエの中に小国杉を使用したひな壇(写真1)が作られ、小国町の食材をふんだんに使用した料理がふるまわれました。
どうしてひな壇にしたのかフロランさんに尋ねたところ、
「ひな壇は日本の伝統文化であるひなまつりを表している。その前に一つ置いたちゃぶ台(写真2)に座った人はひな飾りを眺める子供を表している。これだけを見るとひな飾りの方が特別であるように見えるが、実際はちゃぶ台に座っている子供の方が特別であり、大切にされているということを表現している。」
とのことでした。また、杖立の川や橋などを表現するためにお皿から作った料理(写真3)が運ばれてくると、招待された皆さんは驚いた様子でした。
この記事に関するお問い合わせ
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